夏になると、「香水をつけたいけれど、暑い季節は香りが重く感じる」「汗をかくので強い香りは避けたい」と感じる方も多いのではないでしょうか。
そんな季節におすすめしたいのがオーデコロンです。
爽やかで軽やかな香りは、夏の熱い空気によくなじみ、気分をリフレッシュさせてくれます。
今回は、オーデコロンの歴史や特徴、そして夏におすすめの理由について解説していきます。
オーデコロンとは?
オーデコロン(Eau de Cologne)は、香料濃度がおよそ2〜5%のフレグランスです。
香水の種類には一般的に以下のような違いがあります。
- パルファム:約20〜30%
- オードパルファム:約10〜15%
- オードトワレ:約5〜10%
- オーデコロン:約2〜5%
オーデコロンは香料濃度が低いため、香りは軽やかで、持続時間は約1〜2時間ほど。
強く香りすぎないため、香水初心者でも取り入れやすく、気軽に楽しめるのが魅力です。
オーデコロンの歴史
オーデコロンの歴史は18世紀初頭にまでさかのぼります。
ドイツのケルン(Cologne)で活動していたイタリア出身の調香師ヨハン・マリア・ファリナが、地中海の爽やかな朝をイメージして作り上げた香りが始まりとされています。
「Eau de Cologne」はフランス語で「ケルンの水」という意味です。
当時は現代のような香水としてだけでなく、気分転換や身だしなみのためのフレグランスウォーターとしても愛用され、多くの王侯貴族にも親しまれました。
ナポレオン・ボナパルトもオーデコロンを好んでいたことで知られ、毎日のように大量に使っていたという逸話も残っています。
長い歴史を経た現在でも、オーデコロンは世界中で愛され続けています。
夏にオーデコロンがおすすめな理由
① 爽やかな香りが暑い季節によく合う
夏は気温が高く、濃厚な香りは重たく感じやすいものです。
一方、オーデコロンはシトラスやハーブ、グリーン系など、爽快感のある香りが多く、暑い日でも心地よく楽しめます。
レモン、ベルガモット、オレンジ、グレープフルーツ、ミントなどの香りは、夏らしい清潔感を演出してくれるでしょう。
② 香りが強すぎない
夏は汗や体温の影響で香りが広がりやすくなります。
オーデコロンなら香りが穏やかなため、周囲への香りの印象もやさしく、オフィスや通勤、外出先でも使いやすいのが魅力です。
「香水は苦手だけれど、ほんのり香らせたい」という方にもぴったりです。
③ 気軽に付け直せる
持続時間が短いことは、一見デメリットにも思えます。
しかし夏にはこれが大きなメリットになります。
外出先で汗を拭いたあとに付け直すことで、いつでもフレッシュな香りを楽しめます。
朝・昼・夕方と気分に合わせて香りをまとい直すことで、一日中快適に過ごせるでしょう。
夏におすすめの香り
オーデコロンを選ぶなら、夏は次のような香りがおすすめです。
シトラス系
レモンやベルガモット、ライム、グレープフルーツなど。
フレッシュで爽快感があり、朝のスタートにもぴったりです。
ハーブ系
ミント、ローズマリー、バジルなど。
清涼感があり、仕事や勉強のリフレッシュにもおすすめです。
グリーン系
若葉や草木を思わせる自然な香り。
森林浴をしているような心地よさが感じられます。
アクア・マリン系
海風や水辺をイメージした香り。
涼しげな印象を演出し、夏らしい開放感を楽しめます。
オーデコロンを楽しむポイント
香りを長く楽しみたい場合は、手首だけではなく、首筋やひじの内側など体温の高い場所につけるのがおすすめです。
また、ウエストや膝の裏、足首につけると、香りがふんわりと立ち上り、自然な印象になります。
衣類ではなく肌につけることで、本来の香りをより楽しめます。
ただし、直射日光を浴びる予定がある場合は、柑橘系の精油を使用した製品の使用には注意が必要です。(柑橘系の精油には、光に反応して肌に炎症を起こす光毒性をもつものがあります)
軽やかで爽やかな香り
オーデコロンは、300年以上もの歴史を持ちながら、今もなお多くの人に愛され続けているフレグランスです。
軽やかで爽やかな香りは、汗ばむ夏でも心地よく使えるため、「夏用の香水」を探している方には特におすすめです。
その日の気分やファッションに合わせて香りを選び、必要に応じて付け直せるのもオーデコロンならではの魅力。
暑い季節だからこそ、爽やかな香りを味方につけて、毎日の暮らしをより快適で心地よいものにしてみませんか。
お気に入りの一本が見つかれば、夏のお出かけやリラックスタイムが、より豊かで特別な時間になるでしょう。

