忙しさに追われる毎日の中で、ふと立ち止まって深呼吸をする時間って、とても大切ですよね。そんなときにぴったりなのが、ハーブウォーター。
今回は、見た目も香りもすばらしい、簡単でおしゃれなハーブウォーターのレシピをご紹介します。冷蔵庫にあるものでパッと作れて、おもてなしにもぴったり。ぜひお試しください。
ハーブウォーターって何?
「ハーブティー」は聞き慣れていても、「ハーブウォーター」という言葉にはあまり馴染みがないかもしれません。
ハーブウォーターとは、水にハーブや果物を入れて香りや風味を移した飲み物。ノンカフェインで、砂糖も不使用、とってもヘルシーなのに、見た目はまるでカフェのドリンクのようにフォトジェニックです。
冷水に数時間漬けておくだけでできるので、朝の支度のついでに仕込んでおけば、午後の一杯がちょっと特別なものになります。
基本の作り方
【材料(500ml分)】
・ハーブ(ミントやバジルなど)…ひとつかみ
・フルーツ(レモン、オレンジ、ライム、ベリーなど)…適量
・水(できれば浄水またはミネラルウォーター)…500ml
・ガラスのボトルやジャー(蓋つき)
【作り方】
- フルーツやハーブは軽く洗っておきます。レモンやライムはスライス、ベリー類はそのままでOK。
- ボトルに材料を入れ、水を注ぎます。
- 蓋をして冷蔵庫で2〜3時間ほど置けば完成。
- できればその日のうちに飲みきりましょう。
ポイントは、香りが出すぎないように時間を調整すること。長時間置きすぎると苦味や渋みが出ることがあるので、ほどよい加減を見つけてくださいね。
シーン別おすすめレシピ
1. 朝のリフレッシュに「レモン×ミント」
爽やかな香りで、頭と気分をすっきりリセットしてくれる王道の組み合わせ。レモンの酸味とミントの清涼感は、朝のスタートにぴったりです。
レシピメモ:
レモンスライス 2枚+ミントの葉 4〜5枚
ミントは茎の部分も香りが強いので、葉だけでなく少し茎を入れてもOK。レモンは皮ごと使うので、よく洗ってから使いましょう。
2. おもてなしに「ベリー×ローズマリー」
甘酸っぱいベリーの色合いに、ローズマリーの香りがアクセントになる、見た目も華やかなレシピ。女子会や家族との週末ブランチにもおすすめです。
レシピメモ:
冷凍ブルーベリー 大さじ1+ラズベリー 数粒+ローズマリー 1枝
透明なグラスに注ぐと、宝石のようなベリーの色が映えて、テーブルが一気に華やぎます。
3. 気分を変えたい時に「グレープフルーツ×ローズマリー」
お仕事中や気分を変えたい午後に。
ローズマリーのすっきりとした香りと、グレープフルーツのほのかな苦味が、大人の味わい。集中力を高めたいときや、午後の気だるさをリセットしたいときにぴったりです。
グレープフルーツの果皮のスライスと果肉(4分の1個分)+ローズマリー1枝
ローズマリーは香りが強いので、入れすぎるとクセが出やすくなります。控えめな量から試してみるのがおすすめです。
4. ゆっくり過ごす午後に「イチゴ×バジル」
ゆっくり過ごす休日の午後に。
バジルというと料理のイメージが強いですが、実はフルーツとの相性も抜群。イチゴの甘酸っぱさと合わさって、まるでデザートのような華やかさが楽しめます。
レシピメモ:
半分にカットしたイチゴ3~4粒+バジルの葉2~3枚
バジルの香りは強く主張しすぎないので、フルーツの香りを引き立てるアクセントとして活躍します。
5. 仕事中の集中タイムに「ライム×バジル」
すっきり爽やかで集中力アップにも◎。パソコン作業のお供や午後のリフレッシュに最適です。
レシピメモ:
ライムスライス 1枚+バジルの葉 数枚
バジルの香りにはリラックス効果も。緊張をほぐし、心を落ち着かせてくれます。
6.ちょっと贅沢な「洋梨×セージ」
ゆったりとしたブランチやティータイムに。
香り高い洋梨と、温かみのあるセージの組み合わせ。甘みと深みのあるフレーバーで、ちょっと贅沢な気分になれる一杯です。
レシピメモ:
洋梨4分の1個分のスライス+セージの葉1~2枚
セージは薬草的な香りが特徴的なので、他のハーブよりも控えめな量で。洋梨の熟し具合で甘みの出方が変わるので、お好みで調整してみてください。
ハーブウォーターをもっと楽しむ工夫
- お気に入りのグラスやジャーで楽しむ
お気に入りの器を使うだけで、いつもの一杯が格段に心地よくなります。最近では、耐熱ガラスのボトルや木の蓋つきジャーなど、見た目もおしゃれなアイテムが増えています。 - 冷凍フルーツを活用する
ベリー類は冷凍のものを常備しておくと便利。氷の代わりにもなって一石二鳥です。 - 氷に閉じ込めてストック
ミントや果物を製氷皿で凍らせておくと、忙しい朝でもサッと作れます。グラスにポンと入れるだけで、彩りも豊かに。
小さな習慣が、暮らしを整える
ハーブウォーターは、ただの水に「香り」という癒やしを添えるだけの、ほんの小さな工夫にすぎません。でも、その一杯が、慌ただしい一日の中でほんの少し自分に立ち返る時間をくれる気がします。
「自分を丁寧に扱う」というのは、何も特別な日だけのものではありません。日常の中で、ほんの一手間をかけることで、心が整い、暮らしが整っていく。ハーブウォーターは、そんな”小さな豊かさ”の象徴のように感じられます。
今日も、自分を癒やす一杯を手に、健やかで美しい時間をお過ごしくださいね。